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わんこそばギターが語られる理由

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高見沢俊彦さんのギターには、初めて名前を見ただけで二度見してしまうものがあります。「わんこそばギター」もそのひとつです。普通のロックバンドの機材紹介ではまずお目にかかれない言葉ですが、THE ALFEEを長く観ていると、こういう遊び心も含めてステージの楽しさなのだと感じます。

この「わんこそばギター」は、岩手・盛岡でのコンサートにちなんで製作された一本です。ご当地の名物である「わんこそば」をモチーフに、長年タッグを組むESPの手によって、漆塗りのお椀や盛られた蕎麦、薬味に至るまで驚くほど精巧な立体造形と塗装で再現されています。単なるウケ狙いの小道具にとどまらず、楽器としてのクオリティや演奏性も一切妥協しないあたりに、ESPの職人技と高見沢さんのこだわりが凝縮されています。

ステージにこのギターが初登場した際、客席からはどよめきと爆笑が巻き起こり、ファンの間でも「最高の技術の無駄遣い(褒め言葉)」「あの美しい衣装とのギャップがたまらない」と大反響を呼びました。

ちなみに私は、かつて『とんねるずのみなさんのおかげです』の卓球対決で戦っていた時代に作られた「卓球ラケット型ギター」も大好きです。ラバーの質感やグリップの形状までしっかり再現され、バラエティ番組のノリをそのまま本物の楽器に昇華させてしまうあのフットワークの軽さには、当時テレビの前で大笑いしつつ痺れました。

わんこそばギターや卓球ラケットギターが語り継がれる理由は、単なる珍しさだけではないはずです。半世紀を超えるキャリアの中でも、なお客席を全力で驚かせ、楽しませようとするサービス精神が見えるからこそ、深く記憶に刻まれるのだと思います。

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