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THE ALFEEのテレビ出演で見えるトークと演奏のギャップ

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THE ALFEEがテレビに出るたび、トークの面白さと演奏に入った瞬間のカッコよさのギャップに、思わず見入ってしまうことがあります。普段のやり取りではあんなに気さくで笑わせてくれるのに、いざ楽器を持って音を出した途端、スタジオの空気がガラッと変わる。この鮮烈な振り幅こそ、初めて彼らを見た人の心も一瞬で掴んでしまう大きな理由だと感じます。

ご本人たちも、バラエティなどでよく「僕らは貫禄のない大御所ですから」と自虐っぽく笑ってネタにしています。昔『とんねるずのみなさんのおかげです』などで、コントや体を張った無茶振りに全力で挑み、お茶の間を爆笑させていた姿を覚えている方も多いと思います。これだけのキャリアを重ねているのに威張る感じが一切なくて、自分たちをからかって笑いに変えてしまう屈託のなさは、昔も今も本当に変わりません。

このトーク力やサービス精神の原点は、デビュー直後のライブハウス時代にあるのだと思います。当時はまずMCや笑いでお客さんを徹底的にあっためて、その合間に自分たちの曲を真剣に聴いてもらう……という泥臭いステージを重ねていた時期があったとご本人たちが語っています。目の前の人を何とかして楽しませたい、という一心で磨かれた話術とサービス精神があるからこそ、70代になった今でもあんなに自然体で面白いんじゃないでしょうか。

ただ、その「親しみやすい面白さ」に油断していると、演奏が始まった瞬間に一気に持っていかれます。デビュー50周年の『紅白歌合戦』に41年ぶりに出場したときも、SNSで「普段あんなに愉快なおじさまたちなのに、歌い出したら演奏もコーラスも凄すぎて固まった」「70代であの声量とキレは一体どうなってるんだ」と、若い世代まで含めてものすごく話題になっていました。まあもっとも話題になったのは「(一番地味な左端のベース)お前が歌うんかい!」の方だと思いますがw

半世紀以上もトップを走っていたら、近寄りがたい大御所オーラを出していても不思議ではありません。それなのに、あの3人は驚くほど腰が低くて、誰に対してもオープンです。「笑わせる時間」と「音で圧倒する時間」をどっちも全力で届けてくれるからこそ、いつの時代も惹きつけられる人が絶えないのだと思います。

もしテレビを観て「この人たち面白いな」と興味を持った方がいたら、ぜひ一度ライブや音源の深みにも足を踏み入れてみてほしいです。あのお茶目な姿のすぐ裏側に、半世紀かけて磨き抜かれた本物のロックがバシッと鳴っている。そのギャップを知ったとき、THE ALFEEの本当の凄さが見えてくるはずです。多分。

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