Column
映画を観て再認識した「継続は力なり」――THE ALFEEとファンの揺るぎない絆
「THE ALFEEのファンであることを公言するのを躊躇してしまう」という声を、ネットやSNSなどで今でもよく目にします。それも最近始まったことではなく、昔から根強くあった感覚かもしれません。
映画の中で坂崎さんも仰っていましたが、40周年を迎えた頃から世間の見方や評価がポジティブに変わってきたというのは、ファンとしても肌感覚で実感しているところです。それはもちろんファンとして非常に嬉しい変化なのですが、それ以上に驚嘆すべきなのは、世間の風潮や評価がどうあれ、40年、そして現在では52年もの長きにわたり「音楽一本」で生き続けてきたという揺るぎない事実ではないでしょうか。
今や長年のファンですらツアーのチケット入手が困難を極めるほどの人気ぶりです。 そして映画でも語られていた、「僕らが皆さんに会いに行く」という姿勢。全国津々浦々のホールをくまなく回り、ライブを届ける活動を半世紀以上も途切れることなく続けてきたバンドは、世界中を探しても他に類を見ないはずです。これほどまでに「継続は力なり」という言葉を純粋に、かつ圧倒的な規模で体現している人たちを、私は他に知りません。
ご本人たちは「ただ楽しいから続けてきただけ」と笑顔で語りますが、その「楽しい」の中には、間違いなく客席のファンと一緒に作り上げる空間が含まれているのだと強く実感します。「何を今更」と思われるかもしれませんが、映画を観て彼らの歩みを目の当たりにし、その尊さを改めて噛み締めた次第です。