Column
映画「THE ALFEE 3000PREMIUM」を観る前に知っておきたいこと
映画「THE ALFEE 3000PREMIUM」を観る前に意識しておきたいのは、3000本という数字の大きさです。単にライブ本数が多いというだけなら、記録として受け止めることもできます。でもTHE ALFEEの場合、その数字の向こうに、同じ3人で長くステージに立ち続けてきた時間があります。そこを考えると、3000本という言葉の重みが少し変わって見えてきます。
ライブは、CDや配信音源のように後から同じ形で聴き直せるものではありません。同じ曲を演奏しても、その日の会場、観客、体調、ツアーの流れによって空気は変わります。3000本というのは、そうした一回きりの時間を積み重ねてきた数でもあります。映画を見るときも、単なる記念映像としてではなく、長いライブ活動の断面を見るつもりで向き合うと、より深く楽しめると思います。
初めてTHE ALFEEに触れる人なら、映画を入口にしてもいいと思います。代表曲をすべて知っていなくても、ステージに立つ3人の関係性や、長年のファンがなぜ通い続けるのかは、映像から伝わってくるはずです。逆に昔からのファンにとっては、自分が見てきた時期と見ていない時期が一本の線でつながるような感覚があるかもしれません。
観る前に細かい予習をしすぎる必要はありません。ただ、THE ALFEEは「長く続いているバンド」ではなく、「長く続けながら今もステージに立っているバンド」なのだ、という視点だけ持っておくと、この映画の見え方はかなり変わると思います。